シャインマスカットのシュークリーム
ぶどうの収穫が終わってひと月が経とうとしています。繁忙期は農作業で手一杯なので、ひと段落した今、久しぶりにお菓子を作ってみました。大事にとっておいたシャインマスカットを使った、紅茶と生姜を効かせたシュークリーム。香りが良くて、シューもクリームもシャインマスカットと調和していて本当においしくできました。レシピというほどではありませんが、後で見返したら参考になるかなーと思ってメモ程度に作り方を残しておきます。
生地はサクサククッキーシュー
クッキーシューはひと手間かかりますが、シュー生地がきれいに膨らむので、シュークリームを作るときはクッキーシューにすることが多いです。クッキー生地にスパイスを加えたり色を付ければ、見た目も味わいもアレンジ無限です。
今日のクッキー生地はカルダモン風味にしてみました。
バターと砂糖を練り混ぜたところにカルダモンパウダーを加えて、薄力粉を混ぜ合わせたらクッキー生地の完成です。(MEMO:バター15g、砂糖10g、薄力粉15g、カルダモン~)
シュー生地を用意してクッキー生地をのせて焼いていきます。サクサクに仕上げたいので焼き時間は1時間ほど。200℃余熱で180℃30分、天板を反転させて170℃20分。生地を触ってみてOKならそのままオーブン内で冷まします。冷めたら上部をカットしてカスタードをたっぷりと。
シャインマスカットを引き立てるクリーム
常日頃から、ぶどうにはシンプルな生クリームやカスタードは合わないと思っていました。ぶどうとクリームが調和することなく、口の中でジューシーなぶどうと高脂肪分のクリームが分離しているような違和感を感じていました。そこで自分でお菓子を作るときは、ぶどうと相性が良いヨーグルトやチーズといった食材を使っていましたが、今回は乳製品には頼らず”香り”というキーワードでぶどうとの調和を考えてみました。
シャインマスカットの華やかな香りはお茶の香りに通ずるものがあるので、香りの主軸は紅茶に。そこから紅茶との相性を考えて生姜とカルダモンを選びました。紅茶は生クリームに、生姜はカスタードに、カルダモンはクッキー生地に。お菓子を作るときはいつもこんな風に構成を考えて組み立てています。
一度に大量に作るわけではないので、それぞれのスパイスの量は都度味見しながら加減していきます。
みずみずしさを保つシャインマスカット
収穫してから約ひと月経過したシャインマスカット。5℃以下の冷暗所に特に何もせず置いていただけですが、実はハリがあってまだまだみずみずしさを保っています。たぶんこのまま1月くらいまでは、もちそうな気がしています。ぶどうを長持ちさせるために軸から切り離して保存するという方法を見聞きしますが、必ずしもそれが正解というわけではないようです。他にもシャインマスカットを使ったお菓子を作りたいと思っているので、大事に少しずつ使っていこうと思います。
》シャインマスカットの購入はこちらから
※シャインマスカットは9月下旬~10月中旬に販売予定です。