ぶどう農家の1年を追う！
一体どんなことをしているんだろう？どうやってぶどうが出来上がっていくんだろうという疑問に、月ごとの作業を写真に収めてまとめていこうと思います。
本来は冬の剪定作業が1年のスタートになるのですが（春が1年のスタートじゃないんです、ここポイントです)、写真撮るのを忘れていたのでブログでは3月分からスタートしようと思います。
今年は気温が高くて、桜の開花も早いところでは例年より20日も早く咲きました。ぶどうも例外ではなく芽吹く時期が早まります。草花も旺盛で、この時期の畑は一面お花畑になっています。
さて、ぶどうが芽吹くまでにやっておくことと言えば「粗皮(そひ)削り」です。
ぶどうの木は年々太く成長しますが、同様に木の皮（粗皮）も作られて厚みを増していきます。この皮と皮の間には空間があって、害虫が越冬したり卵を産んだり病原菌がはいるので、粗皮を削り取っておきます。

▽ぶどうの粗皮削り はがして病害虫を駆除しよう

使う道具は粗皮削り用の小さな鎌のような道具です。
皮の隙間に道具をひっかけてはぎとります。黒っぽい粗皮がなくなるまで作業は続きます。きれいに剥くのは手間がかかりますが、こういう作業で病害虫を予防して減農薬が可能になるので手は抜けません。
1本1本根気強く削り取ります。遠目から見ても、粗皮があるところとないところが一目でわかりますね。なるべく1回目の消毒までに終えるように、ひたすら削ります。
3月は事務処理をしつつ、畑に出ては粗皮削りをしているのでした。

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